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ここは、わたしが酒の友として、
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ツレがうつになりまして。 細川 貂々(著) / 2010.11.18 Thursday



( ↑ 作品の詳細を見るだけのときには、タイトル又はイメージをクリックして下さい。)


【内容紹介】

スーパーサラリーマンだったツレがある日、突然 「 死にたい 」 とつぶやいた。
会社の激務とストレスでうつ病になってしまったのだ。
明るくがんばりやだったツレが、後ろ向きのがんばれない人間になった。
もう元気だったツレは戻ってこないの?
病気と闘う夫を愛とユーモアで支える日々を描き、大ベストセラーとなった感動の純愛コミックエッセイ。


■■□―――――――――――――――――――□■■


先に感想を載せた 「 わが家の母はビョーキです 」 と似たようなコミックエッセイです。
ただ、違っているのは病気の種類と、患者と看護人の続柄。
「 ツレうつ 」 では、ツレさんが罹った病気が鬱病 (うつびょう) であるというだけでなく、看護人との間柄が夫婦であって、本来他人という点が大きく違っています。

わたしには、なまじ血の繋がりがあって、「 ああ情けない!」 などと感じるよりは、いっそ他人で冷静な目で病気を眺められる夫婦の方が、看病に向いているように見えましたが、どうなんでしょうね?
「 ツレうつ 」 の著者にも、相手を理解出来ない事が間々あったようですが、そこは、「 これは宇宙風邪なんだ!」 と半ば冗談のように割り切って、対応している場面が見られます。
冷静に見られる分、夫婦の看病の方が、分が良いのかな、と、この本を読んで思いました。


概ねにおいて、鬱という病気は、この物語の中の 「 ツレ 」 さんのような症状が出るもので、鬱の人が読んで参考になるというよりは、鬱の人が自身の周辺の人に読んでもらって、理解を深めてもらうのに適しているような内容です。

鬱の当事者って、他の人が簡単に出来ることが、やたら難しく面倒に感じられたりして、日常生活に差し障りが出ることが多いのですが、同時に、病気の真っ最中であるだけに、周囲にそれを上手く伝えることが難しい、という問題をも抱え込んでいます。
そんな時に、周囲の人達にこの本を読んでもらえば、病気への理解を深めてもらえるかも知れないと感じました。


ただ、この本の夫婦の場合、子供が無く、奥さんの方にも収入があるらしいなど、一般の家庭に比べて、余裕の有る要素が多いのが、ちょっと難点かも知れません。
どんな病気になっていようが、その看病に当たらねばならなかろうが、子供が居ればウダウダ言ってはいられませんよね?
どうしてもやらなければならない事というものも出てくると思うのですが、そういう事柄が無い分、この本の夫婦は気楽に病気とだけ向かい合っていれば良いのです。

また、鬱で働けないから、生活費に窮乏するといった場面も出て来ません。
最初から最後まで、金銭のことが話題にならないまま、夫婦は只管、鬱という病気に取り組んで行くのです。
ですから、心の病で悩んでいて、金銭的にも困窮している人には、「 わが家の母はビョーキです 」 の方が、お勧めの本だと思います。
「 ツレうつ 」 には全体に、そういう場面が無いので、医療費の事とか、生活費の捻出については、参考になりません。
 
 
 
 
―――――――――――――― 本文はここまでです ――――――――――――――
Posted by akila (13:09) | BOOKS 本 | comments(2) | -


わが家の母はビョーキです 中村 ユキ(著) / 2010.11.07 Sunday



( ↑ 作品の詳細を見るだけのときには、タイトル又はイメージをクリックして下さい。)


【内容紹介】

これは、精神病にかかったお母さんを持つ、著者の実話を描いたコミックエッセイです。
近年、「 うつ 」 という言葉が一般に浸透したことで、実は、とても多くの人が心の病気で悩んでいるということが明らかになりました。
著者のお母さんもその一人 ・・・。
ただし、診断の結果は 「 うつ 」 ではなく、うつに次いで多い 「 統合失調症 ( トーシツ ) 」 です。
昔は 「 精神分裂病 」 と言われていたこの病気、なんと100人に1人の割合で発症しています。これはがん患者と同じ割合です。

でも、どうしてあんまり聞いたことがないのでしょうか。
その裏には家族のやりきれない想いがあったのです ・・・。
本書では 「 統合失調症 」 とはどんな病気なのか、どうやって回復するのか、どんな思いを抱いているのか、そして当事者とどう関わっていけばいいのかを家族の視点から描きました。
また、看病されるお母さんと看病する娘の、心と心のぶつかり合い、通じ合いを深く鮮明に描いた作品にもなっています。
「 ときにはイヤになるけれど、今では幸せな生活を送っています 」。
そんな著者の姿が、間違いなく胸を打つ一冊です。


■■□―――――――――――――――――――□■■


コミカルなタッチで描かれ、簡単に読める漫画本 ・・・ うわべだけをひと言で言ってしまえば、そんな感じです。
しかし、内容的には重たいものがあり、笑い飛ばして描かれる部分にも、悲惨なエピソードの多い一冊でもあります。
母親の発病は、著者4歳の時。
しかも、父親はギャンブルに狂って家にも寄り付きません。
当初、異様な言行の出始めた母親に振り回されるだけだった著者も、小学生になった頃には否応無く対処方法を身に付け、包丁と現金を隠して回っていたようですが、そんな陰惨な状況も、あっさりと 「 隠すのに忙しい小学生になった 」 とだけ解説してあったりします。

全てがそんな調子で、面白可笑しく語られているのですが、それらの表現が一々、実は重い意味を持っているのです。
著者の言うように、著者が結婚して、母親の病状が快方に向かってからの著作だから出来たのかも知れませんが、それにしても、小学生が包丁を振り回す母親をたった一人で看病する姿には、何と表現されようと、痛々しいものがありました。


ところで、著者は、自身の結婚を機会に生活が変わったと解説しています。
能天気で寛大な夫、タキさんが来て、生活が一変したと考えているようです。
小学生の時から、独りで病気と取り組んできた著者には、支えてくれる人が現れたのがよくよく嬉しくて、そういう感想になったのだと思いますが、第三者の目で全体を見ていると、事態の好転はもう少し早い時期 ―― つまり、著者が引越しをして東京に移り住んだ頃 ―― に起きているようです。

東京に越して来て、地域生活支援センターに通い出したころから、著者も、病気の母親も様子が変わり始めます。
それまで統合失調症の患者を殆ど自身の母親しか見掛けなかったものが、東京で沢山の患者と交流し、支援センターのスタッフに母娘共々支えられるようになって、初めて著者が一息吐けたように見えるのです。

そんなことからも、精神病というものは周りの環境に大きく左右されるものだと感じました。
母親はデイケアに通い始めて、友達を作り、娘はスタッフとの交流で精神的に後押しされる ・・・ そうやって徐々に快方に向かう姿が浮かび上がって来るのです。
そして、病状の少し安定した母親に薦められて結婚。
先に述べたように、自身を支えてくれる存在が現れます。

読んでいると、可哀想に! ・・・ だけでなく、地域社会との繋がりの大切さも伝わってくる内容でした。


それにしても、時々何もかも嫌になって、全てを投げ出してしまいたくなる著者を思い留まらせ続けてきたのが、病状が出る前の母親の言葉、「 お母ちゃん、ユキを産んだときが生まれて一番幸せだったのよ 」 だったのには、羨ましさを感じました。
やっぱり、子供としては、「 お前さえ産まれて来なかったら、わたしはもっとずっと幸せになれていたんだから!」 と、言われ続けてきた母親の面倒は、特に困難な場面では、看きれませんよね!!
 
 
 
 
―――――――――――――― 本文はここまでです ――――――――――――――
Posted by akila (06:32) | BOOKS 本 | comments(0) | -






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 ご訪問ありがとうございます。


 この歳まで自分の血液型を

 知らずに暮らしていましたが、

 やっと病院で聞いて来ることが

 出来ました。

 AB型だそうです。

 これまで、性格から逆判定

 されていたのと同じですね^^

 つまり、双子座のAB型!

 四重人格の捻くれ者???

 ?(゚_。)?(。_゚)?



 四重人格者のねじくれた

 サイトにようこそ!!

 (。・・。)(。. .。)ウン
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