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これもまた、ロンダ・バーンの 『 ザ・シークレット 』 で、主要な登場人物の一人であったジャック・キャンフィールドの著作であると言う点に惹かれて買い求めてみた本です。
先に紹介したボブ・プロクターが 『 ザ・シークレット 』 の印象からかなり遠い人物であったのに比して、ジャック・キャンフィールドは 『 ザ・シークレット 』 で述べていた内容にかなり近いことを書き綴っています。
ただし、それら 『 ザ・シークレット 』 のおさらいは第6章までで、第7章以降には、『 目標の立て方 』 『 アファーメーションの効果的なやり方 』 『 ビジョン・ブックなどを利用したビジュアリゼーションの方法 』 『 日記を利用した感謝の習慣づけ 』 『 瞑想と祈りにより宇宙と繋がる方法 』 等々、引き寄せの法則の具体的な実践方法が述べられているのです。
ですから、様々な人物の意見の 『 寄せ集め 』 の感が強かった 『 ザ・シークレット 』 をもう少し系統立てて学び、さらに、その実践のための手法をも知りたいという人には、非常に向いている本だと言えるでしょう。
前半には、『 引き寄せの法則 』 が非常に整然と解説されており、簡潔な文章ながら、要点だけがキチンと並んでいて読みやすく、分かりやすい解説になっています。
後半の様々な手法は、どれも具体的であり、この本を読んでその通りに真似ても良いように出来ています。
理論と実践のバランスが良く、綺麗に纏まった本だと言えると思います。
ところで、以前にも書きましたが、やはり同じように思うのは 『 引き寄せの法則 』 が、もし叶わなかったとしても、失うところの無い手法だということです。
実践してみて失うものがなく、あわよくば願いが叶う ・・・ そういう法則で、たとえ全てが失敗に終わったとしても、ポジティブ思考の習慣だけが残りそうで、どちらにしても損の無い手法であると感じます。
実際、生きていれば嫌なことが多いものですが、こういった本を読んでいると、何と無く気持ちが楽になるものです。
わたしの場合は難病を抱え込んでいますが、こういった本を読んでいると、その手法を使って病気を治癒できないまでも、病気のままで居ることが、そう辛くないように思えてきます。
ちょっとした毒抜きにはなるんですよね、こういう啓発本って。
書いてあることを大真面目に全面的に信じている ・・・ とかではない癖に、この所立て続けにこの手の自己啓発本を読んでいたのは、そういう事情からです。
でもまあ、自己啓発については、これで一旦終了というところでしょうか。
ジャック・キャンフィールドの著作には、簡素な表現でありながら、これで一通り学べたかな?と思わせてくれる 『 まとまり 』 がありましたから。
次回からは、また、SFや、漫画や、洋画のレヴューに戻りたいと思います。
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