大地震、まず携帯 … 「 持ち出したい物 」 1位
(読売新聞) 2009年8月29日(土)13:06
大きな地震のとき、家から一つだけ物を持って逃げるとしたら ――。
9月 1日の防災の日を前に、インターネット調査会社マクロミル ( 本社・東京 ) が、全国 500人を対象にアンケートを行ったところ、財布や印鑑を抑えて 「 携帯電話 」 が 1位になった。
大地震の際に持ち出したい物を一つだけ選ぶ質問で、27%が携帯電話と答えた。
10代は 38%と突出し、50代以上でも、ほぼ4人に1人だった。
2位は財布 ( 24% )、3位は通帳・印鑑 ( 9% ) だった。
災害時に、携帯電話の利用者が家族や友人の安否を確認できるサービスについては、77%が 「 利用したい 」 と答えた。
実際に地震に遭った経験をもとに、「 停電でテレビが使えず、ワンセグ ( 携帯端末向け地上デジタル放送 ) が役に立った 」 「 携帯のライトのお陰で、割れたガラスを踏まずに済んだ 」 など、通話やメール以外の活用法も寄せられた。
同社は 「 携帯電話は、若者だけでなく幅広い世代で、非常時に役立つ道具と考えられているようだ 」 と分析している。
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阪神大震災の悪夢覚めやらぬ頃、島根など山陰地方で結構大きな地震があって、大阪もかなり大きく揺れました。
実家で母とTVを見ていた時の出来事だったのですが、兎に角外へ ・・・ と声を掛け合って、表に飛び出したら、御近所の人たちも同じように外に出ていた、というぐらいの強さの地震でした。
で、その時何を持っていたか ・・・ なんですが、それは勿論 なっちゃんをしっかり抱えておりました。
普段から、金で買えないものは無い、金が一番嵩の低い非難持ち出しだ ・・・ とか言っていたのですが、残念ながら、預金通帳どころか、財布一つ持っていませんでした。
平静なときに、何と嘯いていようと、何を心掛けていようと、いざ本当に地震が来たら、精々この程度のことしか出来ません。
自然の前では人間など、かくも脆弱で非力なものでしかないということでしょう。