今年に入り彼の娘が名乗り出て、真犯人が分かったとされている ゾディアック事件ですが、実のところ 『 名前のみ有名 』 の観のあるこの事件、詳しいことは殆どと言って良いほど何も知りません。
精々がダーティー・ハリーの映画とか、酒鬼薔薇事件の元になったという程度の知識しかありませんでした。
そこで、まだ観ていなかった2007年のデヴィッド・フィンチャー監督作品映画をDVDで購入し、ついでに原作も買って読んでみました。
映画は、細かい点 ( 犯人の仮名だとか、手袋の意味等々 ) を除いて、ほぼ原作に忠実ですが、原作の書かれた時代と 20年を隔てているため、その後の関係者の様子が少々付け加えられていました。
共に、ダーティー・ハリーのような派手な活劇ではなく、主人公の風刺漫画家 グレイスミスがコツコツと集めて回った資料集といった趣きです。
グレイスミス自身の言葉として、「 事件を整理し本にすることによって、いつか謎解きする人が現れれば ・・・ 」 とあるように、内容は聞き込んだ事実関係の羅列であり、著者の感想や見解は殆ど挟まれていません。
だから、どう理解しようが、推理しようが、読み手の勝手 ・・・ ということなのでしょう。
ただ、ある程度、この男 ・・・ という推理は作者なりに持っていたようで、言い切っても居らず、法廷に持ち込める証拠も無いとした上でですが、映画を観ているうちに ( 本を読んでいるうちに )、それなりに一人の人物が浮かび上がってくるようには出来ていました。
映画と本では、仮名(かめい)が違いますが、それは同じ人物を示唆しています。
特に、映画の方は楽しめました。
主人公の、気弱そうでいて、思い込むとがむしゃらに突っ走り、多少の脱線もやってのける漫画家を、ジェイク・ギレンホールが上手い具合に演じていて、好印象が持てます。
寧ろ犯人のゾディアックよりは、その事件に絡むことによって 『 堕ちて行く男たち 』 を描いていると言う雰囲気の人間ドラマですので、周囲の配役にも、派手さはありませんが、渋い実力派が多く、一種の心理劇とも呼べるこの映画には、合っていたように感じました。
20年後の顛末なども加わって、ああ ・・・ という感じですが、それが今回娘さんが名乗り出た真犯人であったのかどうかは、仮名に邪魔されて分かりませんでした。
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ところで、新管理者ページに移行すると、アマゾンとの連携も無くなってしまうようで、以前のように、ボタン一発で、イメージとリンクと自分のコードの揃った広告が、記事中に貼り付いたりしなくなってしまいました。
ただ動作の手数(てかず)が増えたと言うことでなく、お奨め商品の埋め込みをすると、Jugem 独自のサイトに繋がってしまうようで、アマゾンとは関係無さそうです。
仕方なく、アマゾンから個別のリンクを持ってきて、手動で貼り付けています。
カラーなどはカスタマイズできるのですが、形式はこれ一つのようで、以前の形にはなりません。
しかも、黒バック用ではないため、タグの一部は自分で弄って変えています。
新管理者ページでは、その一つ一つの表示が、非常に遅いので、前に広告を表示していたときに比べると、作成に10倍以上の時間が掛かるようになりました!!
これもう、何をどうやっても元に戻らないのでしょうか?
元の状態がいいんだけどなぁ ・・・?
(。・・。)うるうる‥‥