フィナンシャル・タイムズと言えばサーモンピンクの紙面♪
gooがフィナンシャル・タイムズを翻訳 解説・コラムを中心
2006年 7月27日 (木)
goo ニュースが英フィナンシャル・タイムズ ( FT ) 紙と提携し
28日午後、翻訳記事の掲載をスタートした。
わかりやすい解説記事やコラムなど、じっくり読んで 「 へええ 」 と
思える記事を中心に、全文翻訳して掲載する。
日本のポータルサイトがFTの記事全文を日本語で提供するのは
初めて。
goo ニュースは、FT との提携を皮切りに、わかりやすく共感できる
国際ニュースの展開に力を入れていく。( goo ニュース )
FT といえば、サーモンピンク色の紙面。そして、世界的に
信頼されている有力メディアのひとつだ。
最新の経済情報やニュース速報はもちろんのこと、複雑な
国際情勢を冷静に掘り下げた解説などに定評がある。
goo で読むFT 記事のキーワードは、「 なんで?」 と
「 へええ!」 だ。
北朝鮮はなんでミサイルを発射するんだろう。
なんで中東はいつまでも安定しないんだろう。
なんで人間はややこしいオフィス恋愛なんかしてしまうんだろう。
こうした 「 ? 」 について考える手助けとなる解説記事やコラムは、
FT の得意芸。
FT のこれを読めば、「 なんで 」 だったのが 「 へええ 」 と思えて、
「 ? 」 が 「 ! 」 になるかもしれない、そんな記事を goo は
提供していく。
FT は英国に本拠地を置く、英語メディア。
なので北朝鮮にしろ、中東にしろ、日本メディアのサイトでは
読めない情報を提供している。
たとえば北朝鮮のミサイル発射について FT は、
「 金正日総書記は狂人ではなく、言語明瞭な戦略家 」 という
分析記事をいち早く書き、総書記の動機を探っている。
また米国の戦略専門家と読者の Q&A を掲載し、読む側の
疑問に答えている。
中東については、英国が植民地時代から中東地域に関わってきた
積み重ねを背景に、中東各国・各派の思惑まで踏み込んだ、
深い分析を提供し続けている。またオフィス事情コラムにしても、
オフィス恋愛についての悩み相談を受け付けたり、
「 夏場の女性上司の服装が刺激的過ぎて困る 」 などと
書いてみたりするあたり、
「 世界的に信頼されているメディア 」 「 高級日刊紙 」 といっても、
切り口が独特だ。
とは言っても、やはり同じ人間同士。
日本人と同じ感じ方・考え方をすることも当然ある。
たとえば北朝鮮のミサイル発射について、現状について冷静に
分析はしていても、今後の展開について当惑するのはFTも同じ。
何かと面倒なオフィス恋愛にはまってしまうのは、これは
日本人も外国人も人間くさい人間だという点で同じだ。
日本と英国の報道が、どう違ってどう同じか。
そして FT の報道を通じて眺めると、世界はどう見えているのか。
違うのか、同じか。
goo で FT を読むと、今までにない世界の形が見えてくる。
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関西人のお約束リアクションとして、一応、
それ、タダなん?
は、思った!(=^・^=)
以降は単なる落書き。
新聞等々のマスメディアからの連想あれこれ。
それも、あまり幸せなイメージではない。
人間って、誰だって、自分の信じたいものだけを信じ続けていたい
ってのが、本音。
そこで、時たま、相手の立場に立って考えてみられるか、
何が何でも己が損得勘定だけに固執するかで、
同じように並んでいる無機質な活字が全く違ったものとなる。
強弁すれば、米国が男女差別のお手本の国で、我々は日本人
として生まれたので男性である事で損ばかりしている、とまで
言い張ってしまう。
怖いよね?
共産主義が机上の空論でしか有り得なかった事が歴史を以って
証明されて以来、共産主義への非難が 「 右翼 」 の看板出し物と
いう訳にもいかなくなった。( ・・・ 筈なんだけど、相変わらず自分
以外の意見を 「 左 」 呼ばわりして、未だ相手が共産主義を信奉
していると信じ込んでいるらしい人って、いるよね^^ )
で、それなら何が右翼の特徴なのだろうと考えてみる。
丸暴以来あぶれ気味の 「 その手の人たち 」 の受け皿になっている
点に目を瞑って、好意的に考えたとして ・・・ の話だろうけれど、
結局、国粋主義なのかなぁ ・・・ ?
まぁ、そうならそうで、三島由起夫張りの文章能力を駆使して、
愛国心一杯に、美しい日本語を普及させて戴きたいものなのだが、
今のネット右翼は特になぁ ・・・ !
彼ら風の文法を一時拝借して表現させてもらうなら、
彼らの今の現状では、のべてある記述を、
毎度見るたび、頭痛がいたい!!
( 右翼じゃなくても時々は見掛けるが、権威付けしようと
威丈高に画数の多そうな単語ばかりを使いたがる彼らには、
自身にも意味や表現範囲が分からず、この使用例のように
してしまう確率が異様に高い!!)
こういうのを見ていると、国粋主義とも呼びがたいけれど、でも、
右翼 = ライト・ウイング の言葉の基となった、ジロンド党の性格から
言っても、一応の理想論はそれなのかも知れない。
( 本音は、ただ、自分以外を馬鹿呼ばわりしたい者が、右翼なのでは
ないかと思う気持ちも強いけれどね!)
兎も角、一応国粋主義者で、一応攘夷論の持ち主であるらしい。
「 一応 」 が外せないのは、自国語もマトモに書けないことに対する
不信感もあるが、それ以外に、恐らくは、彼ら自身で認識している
以上に、彼らは、外国を引き合いに出すのが大好きだという
観察結果もあってのこと。
ごく普通に世界中に存在すると思われる、男性にも求められる
貞操概念 ( キリスト教にしろ、その他にしろ、男性のみ自由という
貞操概念は、アフリカの土着宗教の一部を除いて、まず見られない )
などは、あんな馬鹿どもと、自分達は違うと、絶対に認めないし、
その他、そこから派生している女性の職業観、賃金のこと、
家の継承、仕事の役割分担なども、外国のものは許せないと
まで言って叩く。
一方で、自説の正しさを強調するために、いとも簡単に
これまで参考にする事さえ、軽蔑してきた、外国を
「 無条件に正しい見本 」 として持ち出すのもまた、同じ彼らだ。
「 外国では○○が認められています!」 とかね。
内容的には大抵有り得ない事に限って、「 外国では 」 を振り翳す
癖があるようにも思えるのだけれども ・・・。
これまでに聞いた 「 外国では ・・・ 」 の例
「 外国では、男女平等など有りえない。米国では現在、女性を
差別する法律を続々と作っている。」
続々と作るといっても、基本的に米国は慣習法で不文律なん
ですけど ・・・ ?
を、別にしても、その話の内容を問い合わせてみれば、60年代に
男女・人種での格差を 「 急速に 」 縮めようと作った、優遇法 ( 公民権
運動の一環として制定されたが、本来の人口比率を無視して定員を
定めたりなど、無茶なものが多かった ) の修正を指しているらしい。
つまり、行き過ぎを元に戻しているという事。
彼らの目にはそれが、「 世界の動向は現在、差別を急速に法制度化
する方に向かっている 」 と映るのである。
それと、これ、
≫≫ アインシュタインに纏わるフォークロア
中身にも書いてあるが、σ(・・*) の子供時代からあったフォークロア
に今更すがり付こうとする、ネット右翼の話だ。
それに対しての、反論 (かな?) が、
「 天皇の世界的地位は,法王と同等以上で,それに英国王が続き
その次が先進国大統領,先進国首相,後進国大統領・・・ ( 以下略
という話を聞いた事があります。
なので女系天皇になったら,世界的には 「 天皇の終焉 」 と
見なされるとか ・・・
世界的には,そういう地位に居ながら,自国民が一番それを
認識できていない。不思議な国ですね(笑) 」
これまでここでは、問答無用の、
「 彼女はキチガイですからぁ〜〜!!!」 式の
「 論破 」 のされ方が、多かっただけに、論点すり替えは有ったものの
一応、反論の内容と理由の揃っている、この書き方は、それらとの
落差で、非常に立派に見えた。
ただし ・・・ 論点すり替えが有る所まで受け入れたくはないものだ!
戦後の皇室外交は、一般に想像されているより遥かに大きな成果を
上げていたようで、現在の皇室が主要国を訪問した際の、
「 出迎え or 受け入れランク 」? は、非常に高いものだという話なら、
結構聞かされていた。
寧ろ外人記者や、外交評論家の間では、日本が戦後何故、
民主化された家庭的な皇室を、もっと日本国のアピールに積極的に
利用しなかったのかを、訝る声も多かったそうだ。
だが、その話を、またぞろ、「 万世一系の天皇家の偉大さは、
外人にも充分に伝わリ得る国際的な価値基準である。
だのに日本人であるお前が、その事実を何故認めないのか?」
という別次元の話に置き換えて良い筈が無い。
( そもそも、世界が伝統と一系を基準に価値を決めるなら、
何だって英国が3番なんだ? は、真っ先に目に付く。
15世紀まで、言葉すら中央から外れた辺鄙な島国とされ、血統の
中断も多かった国を、話の信憑性を増したい一心で、現在の地位の
高さから、「 日本の次はここだ!」 と、入れて見せているという
ことでしか無さそうだ。
そもそも、英国といえば、現在が 「 女王 」 である国の代表格である。
余程相手を見縊り切っていなければ、こんなものを例に挙げたりは
するまいに ・・・ と、情け無い思いをした。)
この件は、元の 「 アインシュタインが万世一系の天皇家の偉大さに
ひれ伏すような文書を残した 」 ・・・ をあくまで真実と見做し続けたい
という点と、
それを言うのに、外国での地位の高さが何番目 ・・・ と書き、
普段否定している筈の、他所の国の価値判断で自説の正しさを
証明しようとしているという両方で、
2重に 「 外国 」 を 「権威付けの材料 」 として使っていることを
示している。
やはり、分かり難い国粋主義者だと思う。
しかも、昨今、これが少数派とも言い切れないところが、何となく怖い。
どんどん、自由に入って来るようになった国外マスメディアの報道も
こんなやり方に掛れば、「 お利口さん?に刃物!」 だろうなぁ〜〜。
いや、入って来なければ来ないで、またそれを自分達のトンデモ説
の証明に利用するのだろうか?
結局、前の方で疑っていたように、彼らが目指すのは、
如何なる意味においても、理想の国家体制なんぞではなかろう。
徹頭徹尾、自分達が何ら努力する事も無く、無条件に威張れる社会、
いや ・・・ 実はそれもどうでもよくて、如何なる主義主張も実際に
検討する気がない可能性すら有り得る。
つまり、今一時、遠慮無く最悪の言葉で相手を貶し、
論理もイカの頭も無い強弁をもって、「 論破 」 を宣言し、
それでも誰にも咎められず、その場の仲間に賛同してもらえる
・・・ そういう、シチュエイションこそが、彼らの本当に目指すもの
なのかも知れない。
私たちが中国でしたこと
―中国帰還者連絡会の人びと
星 徹