堀江容疑者逮捕、ネットブームや株式相場に冷や水
( 読売新聞 ) 2006年 1月23日 (月) 22:44
ライブドアの堀江貴文社長ら同社首脳が逮捕されたことで、
産業界などに衝撃が走った。
IT ( 情報技術 ) 業界は業界全体のイメージ低下を恐れ、
証券界は株式相場への悪影響を懸念する。
「 ネット時代の寵児 (ちょうじ) 」 の転落は、ネットブームや
株式相場のミニバブルにも冷や水を浴びせそうだ。
ネット最大手のヤフーの井上雅博社長は23日、
「 ルール違反はルール違反 」 として、ライブドアのやり方を
厳しく批判する一方で、IT 業界全体に与える影響については、
「 特にないだろう 」 と否定した。
IT 業界の企業には
「 ライブドアと違って、うちは本業で収益力のあるビジネスモデルを
築き上げている 」 と強調するところが多く、
火の粉を払うのに必死だ。
ただ、ライブドアの強制捜査を受けて、IT 関連企業の株価が
軒並み急落していることから、
「 M&A ( 企業の合併、買収 ) や IT ビジネスをやっている企業が
すべて悪いというわけではない 」 と、
ライブドアと同一視されることに強い不安を抱いている。
ライブドア株、監理ポスト入り 東証
( 朝日新聞 ) 2006年 1月24日 (火) 00:54
ライブドアの堀江社長らの逮捕を受け、東京証券取引所は23日、
同社とライブドアマーケティング ( 何れも東証マザーズ上場 ) 株を、
上場廃止の最終判断をするための 「 監理ポスト 」 に割り当てた。
ライブドア側が自ら身の潔白を証明しない限り、
上場廃止は避けられない見通しだ。
東証は、ライブドアが公表していない事実によっては、
上場廃止基準に該当するおそれがあると判断した。
会見した長友英資常務は
「 2社が社会の公器としての役割を全うしているのか疑義がある 」
と述べた。
ただ、上場廃止を判断する基準と時期については
「 捜査の進展をみながら、冷静に事実を確認していく 」
と述べるにとどまった。
東証は当初、上場廃止基準にもある
「 有価証券報告書の虚偽記載 」 の疑いで監理ポストへの割り当てを
検討していた。
容疑事実が偽計取引や風説の流布だったため
一部に慎重論もあったが、
「 投資家の混乱を避けるために早めに手を打つべきだ 」 として
割り当てに踏み切った。
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実はここ暫らく、海外大口ファンドのCEO ( 最高経営責任者 )
の来日が相次いでいた。
彼らが口を揃えて指摘していた点は、改革の進行 ( 多少の誤解は
あるようだが ・・・。) と、日本経済の本格的な回復基調だった。
昨夜のWBSの取材では、今の所、絶好の買い時にやって来たものだと
好意的に見てくれているようだが、社交辞令の必要の無いわたしには
何でこんな時に、と残念に思えて仕方が無い。
このところの市場の過熱感に、多少の熱冷ましは必要だったとは
いうものの、ここまで過激にやってくれなくても良かったのになぁ ・・・
だったのである。
2006年が、陰線つけて始まるじゃん! ・・・ ねえ?(怒!
ま、これで相場がぶっ潰れたわけでもあるまいし、熱冷ましも
叶ったしで、
この先、良い方向に向いて欲しいなと祈るのみ。
そのためにも、もうこれ以上阿呆な意見を出して、大騒ぎをして
欲しくないとも切に願う!
一番恐れているのは、自由主義経済の健全化を阻み、統制経済に
しがみ付こうとする輩が、
ほりえもんが悪い ⇒ IT が悪い ⇒ 自分達が提唱する旧態依然
の企業形態だけが正しい
などという式の、おかしな3段論法を持ち出すこと。
これ、下手をすると、民間主導の自由主義経済に欠点があったという
間違った因果関係を強弁し、利権分配型の族議員主導の統制経済に
一挙に戻そう ・・・ という話にすら、なりかねない所が怖いww。
ほりえもんの間違いはあくまで、「 違法性 」 であって、IT業
であったこととか、M&Aを手掛けた事では無い筈なのだが ・・・。
ところで、そのほりえもんだが、彼の金に関する認識には
とても同意出来ないものが、幾つかある。
正統派の拝金主義者として言わせて貰えば ( ← 威張って言うか?)、
金で全てが買えたりはしない。
そうではなくて、あたら金が無いという理由で奪われそうになった
愛情や命を引き戻せるチャンスが与えられるだけ。
逆もまた真なり ・・・ は、ここでは成立しない。念のため!
金は最強で、持ったものが強い。しかし、相手も同じ最強の武器を
手にしていれば、向こうから自分に対してもやはり最強なのである。
そのためにも、金は持っていたいと考えている。
自分の意志を、身体を、時間を、意に染まぬ事に犠牲にせずに
踏み止まらせてくれる道具だ。
言ってみれば、カードの中でエースのような存在。
強い事には強い。しかし、愛情だの、健康、命だの、そういう
問題に関しては、通常の強弱関係を無視できるジョーカーとか、
「 2 」 の札が必要になってくる。
わたしの両親は、聖書の中で推奨されているような、それらの
かす札ばかりを集めて、「 それでも立派に生きる人はいるものだ 」
という居直りを繰り返していたが、身体が出来上がっていない時期に
食物も暖房も照明も無い状態では、生き延びることすら難しかった。
つまり、かす札などというものは、登場の仕方によっては、人生に
輝きをもたらすかも知れないが、それ自体を集めても、
美しくも強くもない。
逆にほりえもんは、絵札やエースばかりを集めて、人を人たらしめて
いる根幹部分まで、全てを勝ち取れると思い込んでいる。
その上、カードの集め方に不正があったのでは、目も当てられないだろう。
・・・ わたしは、金とは所詮、便利であっても、
限界もはっきりしたものだと思っている。
ついでに、これまでに使った最も下らない死に金は、
「 お金を稼ぐコトなんかに、興味ないわ!」 とのたもうて、
ずっと遊び回っていた馬鹿肉親の借金の後始末。(ーー;)
逆に生きたと感じ、同じ場面に出遭えば何度でも支払いたいと
感じているのは、虐待死寸前のなっちゃんを引き取って、
回復させるのに使った金だった。▽・ェ・▽
それから、もう一つ ・・・。
今でも非労働収益 ( 何故かドサクサ紛れに、非肉体労働全般をも
含ませて言う人までいるようだが ) を敵視することにも、
余り賛成できない。
一番手っ取り早い説明は、
現在、世界の飢餓国は、すべて食料輸出国である。
という事実。
豊かに消費しているのは、何故か第三次産業をも含めた、
生産に直接貢献しないような虚業ばかりを手掛けている連中だ。
良いか悪いかという問題ではないって事だろう。
つまりは、こういう事実に尽きる。
我々、天国に暮らしているって訳じゃない!
残念ながら、そうだからそうとしか、言い様が無いのである。
 ̄(=∵=) ̄
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暗い話題ばかり多かったですが、元気な話題があったので、
一緒に載せておきます。=*^-^*=
株価にも、今日辺り、そろそろ灰汁抜け感が出てもおかしくは
ないんだけどな!
↓ ↓ ↓
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ライブドア一転、買収の標的に?資産だけでも魅力的
( 読売新聞 ) 2006年 1月23日 (月) 23:31
堀江容疑者ら経営首脳が逮捕され、経営体制刷新が不可避となった
ライブドアに対しては、潤沢な現預金や有力グループ会社を狙った
買収の動きが水面下で活発化する可能性が高い。
M&A ( 企業の合併・買収 ) で成長したライブドアグループ各社は、
一転して買収の標的となる可能性がある。
ライブドアは、昨年のニッポン放送買収合戦でフジテレビから
1470億円の資金を得たことから連結ベースで948億円
( 05年9月末現在 ) の現金・預金を保有している。
一方で、有利子負債は約86億円にとどまる。
「 資産だけでもかなり魅力的 」 ( 外資系証券アナリスト ) だという。
また、グループ内にはネット通販大手のセシールや
中古車大手のライブドアオート、ライブドア証券など
競争力のある企業を複数抱えており、
「 2000億円以下ならば買収に手を挙げる企業も
出てくる可能性がある 」 ( ネット大手幹部 )。
すでに外資系の大手ネット企業が同社に関心を寄せているとの
観測も出ており、今後はライブドアを巡る買収合戦も過熱しそうだ。